独断と偏見で選ぶ日本のダービー

感情的ライバル関係

「偶々今現在の強豪の対戦」ではなく、成績が悪かろうがこの試合だけは絶対に負けられないという度合いで選択したライバル関係

1位 大阪ダービー

地域ライバルと成績ライバルの両方を満たす関係。両方とも4万人規模の専スタを持っており、今後とも日本を代表するダービーで居続けるのではないかと思う。

2位 さいたまダービー

合併の際に浦和・大宮の地域間ライバル関係への注目度が高まったことにより、こちらの注目度も増したのではないかというダービー。成績が似通っていなくても降格の引導を渡すか、優勝戦線から引きずり下ろすかという争いで十分熱くなれる。

3位 長野ダービー

もともと存在する地域間ライバル関係が強く、長野のプロ化自体が松本に対抗してのものである感じさえあり、生まれながらのライバルと言える。

4位 静岡ダービー

サッカー王国伝統の試合だが、遠州と駿州の対立はそこまで激しいとは感じない。

 

親善試合的ダービー

多摩川クラシコ

人工的に設置したイベントの割には定着し盛り上がっているという印象。

ちばぎんカップ

もはや県内ライバルというよりちばぎんカップという行事の印象。

川中島ダービー・富士山ダービー

川中島の戦い、富士山がそれぞれ全国的知名度があるからゆえに冠が成り立つ。雰囲気はむしろ親善的。

バトルオブ九州

試合数の多さもあり定着度は高い印象。個人的にはアビスパとサンガがもっとライバルになれば面白いと思っている。

広島に土木掘り込み方式でサッカー専スタは建つか?

 昨今どのクラブも専用スタジアムを欲しているが、それに立ちはだかる壁となるのが建設コストである。各クラブともそこには工夫を凝らしており、例えばガンバ大阪の新スタは様々な工夫と最新工法の導入で同スケールのスタジアムに比べ半分程度の費用で建設されている。そのような試みの中で、個人的に感心したのはチュウブYAJINスタジアムの土木造成方式である。スタジアム建設コストの大半はスタンドという巨大建造物の建設費用にあるが、フィールドの周囲に斜面があって形成した法面に座席を設置するだけで済むのであれば、そのコストの大半は浮くことになる。実際チュウブYAJINスタジアムの造成費は3~4億円とされ、同サイズのスタジアムの1/3~1/5のコストと評価できる。もちろん安全性確保のために斜面の強度や排水システムの整備が必要となるが、条件に合うスタジアムサイズの丘や窪地、沢があるのならなかなか面白い選択肢であるように思う。

 土木方式での専スタの造成を妄想するにあたり、広島を適地として想定した。広島はJのクラブの中でも最も専スタへの希求が強く、山が街に迫る地形から選択肢が多いためである。もっとも、そのような条件であるから広島市内には山間にもすでに多数の建築物があって選択肢が狭まるほか、軟弱地盤が多く土砂崩れでの災害もあることから、安全性の評価の面で実施不可能なのかもしれない。とりあえず今回は妄想なのでそこは気にしないものとする。

 そういったわけで、広島市の中心から離れていないところでサッカースタジアムに適した地形を探してみた。一層式の観客席で2万人収容のサッカースタジアムを作るには、長辺200m、短辺150m程度が必要になる(参考画像:フクアリ)。そのような形を持つ丘または小さな窪地があれば最適ということになる。地図を眺めまわしていたところ、そのような地形に該当する場所として2地点を発見した。

フクアリ

牛田浄水場第3~第5配水池

市の中心部よりやや北、牛田山のふもとに牛田浄水場という施設が存在し、山裾を造成して配水池が5つ作られている。このうち第5配水池にほぼ被る領域が土木造成方式によるスタジアムに適していそうな地形をしており、土砂災害危険地域でもない。バックスタンド10000人、北側ゴール裏5000人が造成とわずかな建設で確保でき、メーン5000人程度と南側ゴール裏1000名程度のスタンドを建設するだけの負担で建設できそうである。もっとも、既存の第3~第5配水池と被るため、フィールドの直下を配水池とするような配置換えの造成が必須となるので、そこが難しいところか。仮に空き地であれば、駅から順に牛田総合公園、東区スポーツセンター、屋内プール、バラ園などがあり、公園としてこれにサッカー場が加わるのはあまり不自然ではなさそうである。

竜王公園東側

 市中心部より西、太田川放水路を渡ってすぐの山に、竜王公園というスポーツ施設がある。この東側に、民家が5件ほどある小さな沢がある。この沢の分水嶺を切り取ると、長辺250m、短辺175m程の長方形となり、もはやサッカー場を造成ために存在しているとしか思えない地形をしている。急傾斜によるがけ崩れのハザードが指摘されているが、サッカー場を造成するために崖の切り取りとフィールドの埋め立てを実施すると、それも自然解消してしまう。

 公共交通の便がやや悪く駐車場も作りにくいという点や、近隣に大型のマンションがあり騒音補償が必要そうな点、民家があるところがネガティブだが、地形的にはここに作れと言わんばかりである。ついでに言えば、土木造成によるスタジアム建設のイメージは、竜王公園テニスコート脇の法面に座席が配置されていると言えばイメージもしやすいであろう。

以上、単なる妄想ではあるが、意外と建つんじゃないかという印象を持った。比治山、不動院前、広島駅北の双葉山南麓なども地形的には良さそうだが、スペースがないので難しそうである。